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介護士の仕事の質を高める「考える力」

介護のお仕事

仕事をするとき、私たちはどれくらい「考えて」行動しているでしょうか。
言われた仕事を言われた通りにこなすことも、もちろん大切です。
しかし、仕事ではそれだけでは足りない場面があります。

「この方法で本当にいいのだろうか」
「なぜ、このようなことをするのだろうか」
「もっと効率よくできないだろうか」
「この後、何が起こるだろうか」
「相手は何を求めているのだろうか」

こうしたことを考えることで、仕事は単なる作業から「仕事」へと変わっていく。

ここで伝えたいこと

  • 良いアイデアが浮かぶ
  • 自立できる
  • ミスや問題を未然に防ぐ
  • 相手の期待を超える仕事につながる
  • 自分自身の成長にもつながる

「考える」とは、疑問を持つこと

「考える」と聞くと、難しいことを頭の中で一生懸命考えるイメージがあります。しかし、考えることの出発点は、もっとシンプルです。

「疑問を持つこと」

例えば、「なぜ、この仕事はこのやり方で行っているのだろう?」と思ったとします。そこから

・なぜ?
・本当にこの方法が最善なのか?
・他に方法はないのか?
・このやり方にはどんなメリット・デメリットがあるのか?
・以前からこうしているだけではないか?

と疑問を掘り下げていく。

つまり、

疑問 → 考える → 試してみる → 振り返る

この繰り返しが「考える力」を育てます。

「当たり前」をそのまま受け入れないこと。ただし、何でも否定するという意味ではなく、「なぜそうなっているのか」を一度立ち止まって考える習慣が大切です。

考えると物事の本質が見えてきます。本質を理解すると、今どうすべきなのか?何が正解なのか?間違いは無いのか?が見えてきます。

「一つ先」を考える

一つ先を考えるとは、つまり次のことを考えながら行動する、先を見据えた行動をするという事です。

そうすることにより、今、何故、そういう事をしているのかという事が理解できやすくなります。

一つ先を考える習慣がつくと、二つ先も見えるようになります。先々を考える行動ができます。効率の良い無駄を省いた仕事ができるようになります。

この資料を作ってください

この資料は誰が使うのだろう?
次に何をするのだろう?
付随する資料が必要?
作った後に何か質問されるかな?

例えば、資料を提出した後の事を考えると、質問そのものや質問の答えを準備しておくと直ぐに答える事ができ、効率のよい仕事ができるという事です。同時に先を読む力が身に付きます。

「考えて行動する人」と「考えずに行動する人」

基本的には、「考えて行動する人」と「考えずに行動する人」がいます。
どちらが悪いと言うことはありません。より良い仕事をするならば「考えて行動する人」になりましょう。

考えずに行動する

「言われたからやる」
↓
問題が起きる
↓
「どうすればいいですか?」

考えて行動する

「言われたことを理解する」
↓
「この後に何が起きるか考える」
↓
「問題が起きそうな部分を事前に確認する」
↓
「準備しておく」

同じ仕事をしていても、結果に差が出てきます。

「考える力」はどうやって養うのか

介護現場では「利用者の立場で考える」「チーム全体の動きを俯瞰する」ことが、まさに考える力の実践です。観察・記録・共有のプロセスを意識的に行うことで、思考力が自然に鍛えられます。

そして活字を読むのも考える力を養えます。
本、新聞、雑誌、専門書、仕事に関する記事など、何でもいいです。

読む事で身に付く力

・自分とは違う考え方を知る
・新しい知識を得る
・言葉を増やす
・物事を別の角度から見ることができる

そして重要なのは、ただ読むだけではなく、

「この人はなぜこう考えたのだろう?」

と考えながら読むこと。読書そのものが「考える訓練」になります。

考えなくなる要因

人は常に考えながら行動するものです。しかし、考える事を次第に止めてしまいます。なぜでしょうか?

変化を嫌う人が一定数存在します。考えて、アイデアを出し、提案する。即ち今ある状況から変化するという事です。そういう変化を嫌う人から阻害されてしまいます。そして周りを巻き込み、同調圧力を加えてしまいます。

そいうことが起こると、良いアイデアも潰されてしまいます。

「言ってもしょうがない」
「嫌われたくない」

そう思ってしまいます。

そして、次第に考えなくなります。「言われたことだけやっておけばいい」そう思うようになります。

そういう職場は、自分の成長を奪ってしまいます。

その職場はそういう文化があります。同調圧力が強い職場は、個人の努力だけでは変わりません。

「考える人」は、現場にとって宝です。 潰されているのは能力ではなく、環境です。

環境を変える(職場を変える)ことも一つの手です。あなたの考える力は、どこに行っても必ず役に立ちます。

あなたの思考力を活かせる職場は必ずあります。「考える介護職」を歓迎する施設は確実に存在します。

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考えることは、特別な能力ではない

「自分は考えるのが苦手だから」と思っている人もいるかもしれません。
しかし、考える力は生まれつき決まっているものではなく、日々の習慣によって鍛えることができるものです。

まずは、「なぜ?」

そして、「この次は?」

さらに、「その次は?」

と考えてみる。それだけでもいいです。思考停止にならないようにしましょう。

とにかく習慣づけることがとても重要です。仕事だけの話しではありません。常に考えながら行動することによって「考える力」は養われていきます。

習慣になれば「考える事」を意識しなくても大丈夫です。勝手に考えてしまいます。

そうなればもう大丈夫です!

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