40代・50代で介護職(介護士)への転職。未経験の方向け面接対策

介護職の面接対策 介護施設の就職・転職・面接対策

転職、就職の際に面接は避けて通れません

未経験の方向けに面接に対する徹底対策(志望動機、アピールポイント)を解説いたします

まず初めに言いたいことがあります

スーツは当たり前に着ていくのですが、介護施設が何を求めているかというと清潔感です

介護施設には利用者様のご家族様が面会に沢山いらっしゃいます

そこで介護士に求められるのは言葉遣いと清潔感です

なので、少しでも面接を有利にしたいのであれば清潔感を存分に出した方が良いと思います

派手な服装や奇抜な髪型、派手な髪の色も好みません

言わずもがな、言葉遣いに留意して下さい

そして、真剣な表情というよりも笑顔の方が好印象だと思います

介護を行う時は笑顔が大切だからです

※この記事は、私の独断です。介護士として十数年働いてきた中で介護施設とはどういう所なのか、介護施設が求めている人材はどういう人なのかを考察し、面接の対策として解説しています。しかし、この記事を読んだからといって必ず面接に受かるというものではありません。参考程度にしていただけると幸いです。何度も言いますが私一個人の意見ですのであしからず

筆者のプロフィール
だんご虫と申します。
他の業種から介護施設へ転職し十数年になります。
介護福祉士を取得し10年程です。
日頃から疑問に思っていることや、より良い介護業界にするにはどうしたら良いのか、などを考えております。
介護従事者ならではの考えや意見など働いている人の視点で話しを切り込んでいます。
どうぞよろしくお願いいたします。

YouTubeチャンネル開設いたしました。

服装・身だしなみ

介護士の面接

面接の際の服装は、スーツにネクタイでよろしいかと思います

私服OKと言う施設もありますが逆に私服は選ぶのが大変です。私服がなんでもありというわけではないと思いますので無難にスーツで良いかと思います

もちろん、シワだらけはやめましょう。一見スーツはシワが目立ちませんが、よく見るとシワが分かります。面接官は、そういう所も細かくチェックしています

そして派手なスーツ、シャツ、ネクタイはなるべく避けましょう

靴は磨いておくなどの細かい配慮も大切です

冒頭にも書きましたが、介護施設は派手さは全く求めていません。なので髪型、髪の色、ネイルなどは普通の色にしておきましょう

特に面接の服装に対する決まりは無いでしょう。個性を出すのもアリかもしれません。しかしそれを分かってくれる企業は介護業界には少ないかと感じます

見た目で判断するのは、どうかと思いますが第一印象はとても大事ですので服装はもちろんのこと、笑顔で面接に挑みましょう

志望動機

志望動機(何故介護職に就きたいのか、何故弊社を選んだのか)は殆どの面接官は聞いてくるのではないかと思います

本当に良いことは自分の素直な気持ちを志望動機として言うのが一番良い事だと感じます

この記事は自分自信の思いプラスアルフャとして考えて参考にしてもらえればと思います

志望動機は自分をアピールする場でもあるのでじっくりと考えて下さい

人と接するのが好き

志望動機としては鉄板かと思いますが、人のお世話が好き、人と接するのが好きというのは介護士としてとても大事な部分です

アピールポイント

・お話しする事が好き

・笑わせるのが好き

・人のお世話をすることが好き

・人助けがしたい

など、人と接することが好きということで介護士として働くことのメリットは沢山あります

介護において会話すること観察することは、とても大切な事です。会話をする事で利用者様の色々な事分かります

体調や求めている事、感じている事、など話すことによって分かることが沢山あります

人と接することが好きということは介護にとってとても重要なことです

例文:1

「私は、人と会話することがとても好き(得意)です。そして、いつも人を笑わせています。前職や仲間同士ではムードメーカー的な立場にいました。職場や利用者様を和ませることができるかと思います。利用者様に笑顔を与え、少しでも親近感のわく存在になれればと思います。」

例文:2

「私は、人は人に助けられて生きていると思います。自分1人では生きていけないと感じます。人助けと、大袈裟なことは言えませんが少しでも介護を通じて人の役に立てればと思います。」

例文:3

「私は、人の笑顔や喜んでいる姿を見るのが好きです。私も幸せな気分になるからです。人のお世話をすることにより、ありがとうと笑顔で言われたり、感謝の言葉を言われたりすることで自分も幸せだと感じることができます。そしてみんなが幸せになるような世の中になればいいなと思います。」

一生できる仕事

アピールポイント

・定年退職まで働く

・中高年の強み

・不景気に左右されにくい

一生できる仕事という言葉で、私は辞めませんということをアピールできます

人材不足の業界です。すぐに辞められると非常に困ります

もちろん辞めるつもりで就職する人はあまりいないと思いますが、仕事を続けていくことをアピールしておいた方が良いでしょう

例文:1

「介護職という職種はなくなることはないと思っています。不景気になっても介護を必要としている人は減りません。ITやAIを活用するという話も聞きますがまだまだ先の事だと感じます。たとえそれでも人の力は必ず必要だと思います。一生できる仕事だと思います。」

例文:2

「年齢的にも人生経験や社会経験は沢山あります。人のお世話をする業界には、そのようなことが重要だと感じています。体力もまだまだありますし、やる気も若い人達には負けません。介護士は何歳になっても成長できる事は沢山あると思います。私は、自分が成長できる職業に就きたいと思いました。」

介護士が足りない

アピールポイント

・超高齢化社会

・今後の介護業界の動向

・足りないからこそのやる気

知識をアピールすることができます

未経験でも学べることは沢山ありますので、できる限り多くのことを学んでおくことをオススメいたします

例文:1

「今現在、日本は高齢化社会です。2025年問題というのを聞いたことがあります。今よりも更に高齢化が進み、2025年頃には団塊世代の方が75歳になり介護人材が不足します。私1人の力では微力と感じますが少しでも高齢者の方を助けたいと思っています。」

例文:2

「団塊世代が後期高齢者となる2025年には介護士が38万人不足すると言われています。現段階でも介護士が不足しています。介護の仕事は大変であるというのは分かっています。大変だからこそ、やりがいがあり、挑戦したいと思いました。」

学んだことを活かせる

アピールポイント

・家族の為に役立てたい

・介護の資格を取得したい

・困っている人にアドバイスしたい

やる気をアピールできます

この介護職という業種は学んだことを生活の中でアウトプットさせることができます

しっかりと学んでいきたいということをアピールしましょう

例文:1

「私もそうですが私の親、兄弟も必然と年を取っていきます。その時の為にも介護の技術や知識を身につけておく必要があると感じています。仕事にもプライベートにも活かせるような職種を仕事にしたいと思っています。」

例文:2

「今は、無資格、未経験ですが将来は介護福祉士の資格をとり、ゆくゆくはケアマネージャーの資格を取ることも視野に入れています。」

その他に聞かれる事

弊社を希望した理由

何故、弊社を希望したのか?と聞かれることもあります

・通勤可能な距離だから

・企業理念に感銘を受けた

・ホームページを見て雰囲気が良さそうだから

・給与や休日などの条件が合ったから

など、色々とあります。他の記事によっては弊社を選んだ理由というのを重要視している物もあります。私は、重要な事は何故弊社を選んだかよりも、何故介護の仕事を選んだのか、の方が私は重要かと感じます。なぜなら介護の仕事は、あまり人がやりたがらない仕事だからです。介護の仕事を選んだ意気込みを伝えればそれだけで思いは伝わるかと思います。

前職を退職した理由

前職を退職した理由を聞かれることがあるかもしれません。決して前職を否定するようなことは言わないで下さい。介護の仕事をしたいと思って転職、就職することを決めたということを言って下さい。今後の介護業界の展望や介護の重要性など、志望動機を参考にしながら言うと良いでしょう。

否定するようなことはネガティブな発言と捉えられる可能性があります。聞く人によっては悪口にもなりかねません。それよりも前へ進むというポジティブな考えを発言した方が圧倒的に有利になるはずです。

介護の経験者であれば、より高度な介護技術を学びたい、スキルアップをしたいなどと答え、人間関係が悪かった給料が少なかったなど決して前の施設の事を悪く言うことは避けた方がよいでしょう。

面接の際に質問した方が良いこと

ブラック企業を回避するために質問しておいた方が良いことをまとめました

面接官に「質問はありますか?」と聞かれる事があるかと思います

ですから質問を準備しておく必要があります

面接の間、面接官は言葉遣いや態度をずっと観察しています

逆に面接される側も質問する際は面接官を観察した方がよいでしょう

こちらが質問しても体裁よく良い事ばかり言う面接官もおられます

聞かれたくない質問であれば顔の表情にでることもあります

答えづらい質問であればあるほど態度に表れます

そして答えづらいということは会社側のとって不利なことが多いです

観察する事はとても重要な事なので怠らないで下さい

面接を受けたからといって入職しなければならないわけではありません

こちらにも選ぶ権利があります

入職した後に後悔するよりも聞きたいことは聞いておくべきだと考えます

※質問内容によっては失礼と思う面接官もいます。質問するかしないかは各自の判断でお願いします

休日について

休日があるのは当たり前のことですが、希望休は取れるのかを聞いておく必要があります

子供がいれば行事ごとは沢山ありますし、旅行に行きたければ計画的に休みを貰わなければいけません

そして、年休(有給)は取れているのかは聞いた方が良いでしょう

年休は取れて当たり前なのですが、取りづらいといった状況が考えられます

「皆さん、年休は取れていますか?」程度に聞いてみてはいかがでしょうか

年休を気兼ねなく取得できる施設はホワイト企業が多いです

残業について

残業の有無を聞いて下さい

残業をしたくないのに残業が沢山ある施設には入職したくないでしょう

逆に残業をして稼ぎたいのに残業が無ければ、残業代で稼ぐことはできません

しっかりと聞いておかなければ希望する勤務形態にはなりません

入職してガッカリとならないように注意しましょう

資格の取得について

資格を取るということは勤務に穴を空けるという可能性があります

講習を受けたり、学校に通い講義を受けなければいけないからです

何日も仕事に出られないと嫌がる施設もあるでしょう

快く資格を取らせてくれる施設の方が多いと思いますが一応聞いてみて反応を伺いましょう

キャリアアップしたいのにできなければ働く意味がありません

転勤について

施設を複数持っている法人は少なくありません

持ち家があったり、子供を転校させたくなければ聞いておいた方が良いでしょう

今は共働きが当たり前なので単身赴任でなければ、どちらかが仕事を辞めざるを得なくなる状況になる可能性がでてきます

「何年か転勤して欲しい」と言ってきても、必ず帰れるとはかぎりません

とても大切な事なので聞いておきましょう

施設内の見学

私は、このような質問に躊躇なく快く答えてくれる会社は質問の答えはどうであれ、良い会社だと感じます

質問の答えが自分には合わないのであれば入職しなければ良いだけの話です

そして施設内の見学は、お願いして必ず行うようにしましょう

施設見学の際のチェックポイント

・現場の雰囲気

・清潔感

・施設の設備

・現場の雰囲気

面接の際には事務所周辺を見ることの方が多いと思います。しかし働く場所は介護現場です。事務所の雰囲気を見るのではありません。必ず介護現場に立ち寄り雰囲気を確認しましょう。

例えば、口調の激しい言葉を使っていないか?私語は多くないか?ダラダラしていないか?などチェックすることをオススメいたします。利用者の方を見るのではなく、働いている職員を良く観察いたしましょう。

介護職は人間関係が悪いとよく言われます。退職理由の上位に挙げられます。ですので、言葉遣いや、態度をチェックすることはとても重要だと感じます。ベラベラと喋っているだけで仕事をしている様子ではない、ずっと椅子に座り込んでいる、などをよく見ておきます。短時間で確認する事はとても難しいですが何も考えず見学するよりは良いのではないかと思います。

職員の態度や言葉遣いを見るには、もう一つ理由があります。それは人材育成がキチンと出来ているのか?ということが分かるからです。人材育成の出来ていない会社は上司にも部下にも問題があります。上司と部下の間に乖離があり、人間関係がうまくいっていません。人材育成が出来ていない施設で働いても自分自身が成長しません。人材育成が出来ている施設と、出来ていない施設とでは長い目で見ると自分自身の成長に大きな差がでてきます。

・清潔感

利用者様の共有部分や個人の居室、トイレなど清潔にされているのかチェックした方が良いでしょう。細かい所まで目が行き届いているのかを確認し清掃されているのか見て下さい。誰でも清潔にされていない所で仕事したくありませんよね。

介護は利用者様の介助だけが仕事ではありません。清掃や整理整頓も立派な仕事です。机の上が散らかっていたり、書類も整理されていないなど注意散漫な状況が見られる時があります。細かい所に目が届く職員がいる施設は教育ができています。人材育成が出来ていると考えます。

・施設の設備

これは他業種からの転職者には分かりにくい事かも知れません。しかし経験者であれば一目瞭然です。設備投資で利用者の事をよく考えているのか?職員の事を考えているのか?の判断基準になることがあります。

例えば、介護リフトがあれば利用者様、職員の事をよく考えていることが分かります。介護リフトは利用者様の身体的、精神的不安を解消させる効果があります。職員であれば腰痛予防や疲労の軽減などが考えられます。介護リフト1つとっても色々な良い点が考えられます。利用者様、職員を蔑ろにしている施設は良い施設とは言えません

設備が老朽化し、壊れそうになっても設備投資が出来ないということも考えられます。施設経営が厳しい可能性があります。可能性の1つで必ずしもそうでないかもしれません。しかしチェック材料の1つにはなるかと思います。

まとめ

・志望動機

・面接の際に質問した方が良いこと

を解説いたしました

十数年の介護士の経験を元に書いております

複数の例文を書いております。自分なりに組み合わせて文を構成してみて下さい

・スポーツをしていた(している)ので体力に自信がある

・介護職員初任者研修を取得している

などのアピールポイントも織り交ぜながら面接にトライして下さい

未経験でも就業前に介護職員初任者研修を取得できます

資格を取得しておけばアピールポイントとしては十分です

是非、取得しておく事をオススメいたします

では、健闘をお祈りします

面接が不安な方へ

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・面接が不安だなぁ~

・転職、就職を考えている

・今いる施設は自分には合わないなぁ~

・上司と合わないなぁ~

・残業が多すぎ~

・給料少なっ!!

・自分で転職先を探すのは大変だなぁ~

※1つでも当てはまる方は転職エージェントへ相談し転職を考えて下さい

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