介護施設においてヒヤリハット
というものがあります
活用していかなければ
意味の無いものです
活用方法を解説!!
ヒヤリハットとは
重大事故にはならなかったが
事故が起こりそうになったことです
言葉通り「ヒヤリ」としたり
「ハッ!と」したりすることです
その事柄をヒヤリハット報告書
にまとめて作成します
ハインリッヒの法則という
言葉があります
「1:29:300の法則」とも
呼ばれています
どういう事かというと
1件の重大事故に対し背景には
29件の軽微な事故があり
300件の「事故が起こりそう」
なことがあるということです
重大事故を未然に防ぐ為に
ヒヤリハット報告書を書きます
事故が起きた時にも書く場合
があります
例えば、利用者様が車椅子から
いつもずり落ちそうになって
いるとします
ずり落ちてしまうと頭を打ったり
お尻を強打し骨折という
重大事故に発展する場合があります
その重大事故を防ぐ為に
ヒヤリハット報告書をずり落ちそう
になった段階で作成します
そうすることにより
ずり落ちそうになった事の
対策を練り骨折などの重大事故
をなくします
だからヒヤリハットを発見
する事はとても重要で
大切な物です
ヒヤリハットの活用
ヒヤリハット報告書の中身は
事細かに書く必要があります
個人のデータはもちろんのこと
いつ、誰が、どこで、どのようにした
など書く必要があります
対策を練る場合に重要になります
ただ書くだけでは意味がありません
共有することが大事です
ヒヤリハット報告書を作成した
本人だけが分かっていても
意味はあまりありません
どこにでも事故は起こりえるからです
共有することにより、みんなが
意識する必要があります
しかし共有するだけでもあまり
意味は無いように思います
対策を練る必要があります
対策を考え実行することにより
意識的になります
ヒヤリハット報告書を共有
するだけでは内容を忘れて
しまいます
人の記憶はいつまでももちません
次第に忘れていくことでしょう
忘れないにしても曖昧になって
いくかもしれません
だから対策を練り実行することが
大切になります
そうすれば意識的になり忘れにくく
なるでしょう
インプットしたらアウトプット
するということです
作成するだけ、報告するだけ
では意味が無いと言う事です
必ず作成する
ヒヤリハット報告書の作成は
とても面倒なことだと思います
書く事が多いし、考えながら
書く必要があるからです
その面倒臭さからか書くのが
億劫になってしまいます
「これぐらいなら書かなくていいや」
と思う事もあります
私もあります・・・
思うだけで書きますけどね(^_^)
重大事故を防ぐ為に作成するものです
妥協せずにしっかり書いて下さい
分かりやすく丁寧に、誰が見ても
情景が思い浮かぶように書きましょう
「これぐらいなら」と思うこと
自体が事故に繋がります
もう一つヒヤリハット報告書を
書きたく無くなる理由があります
職員自身が起こしてしまった場合です
利用者様の身体に傷を作って
しまった、皮下出血を作って
しまったなど職員自身が起因に
なった場合です
大したことでは無いと思った
時に報告しない職員が少なからず
いるのではないかと思います
しかし大したことではない
と思っているのは自分だけかも
しれません
皮下出血だけでは無いかもしれません
実は骨折しているかもしれません
少しの切り傷でもバイ菌が入り
重大な事になるかもしれません
怒られるかもしれませんが
事実を報告する事が大事です
ヒヤリハット報告書は重大事故を
防ぐ為にものです
しっかりと報告しましょう
まとめ
ヒヤリハット報告書は
作成、共有する事が大事です
しかしそれだけではただの
作業になりかねません
対策を練りそれを実行する事に
本当の意味があります
対策を練らなければ事故の
減少には繋がりにくくなります
誤薬、誤嚥、外傷など
内容は様々です
しかし重大事故に直結する
ようなことばかりです
利用者様をよく観察し
ヒヤリハット報告書の活用
だけではなく常日頃から
事故の防止に努めて下さい
コメント