介護士の給料を増やす方法。給料が少ないと感じている方へ。

介護のお仕事

介護士は給料が安いと、巷では囁かれております。給料が安ければ、働く気も無くなります。介護士を目指そうとしても躊躇してしまいます。介護士が少ない、足りない、事もそれが理由の1つです。

しかし給料は自分の力で、ある程度は上げることができます。当たり前ですが、何もしないで手をこまねいていては現状は何も変わりません。何もしなくても給料が良い介護施設もありますが何もしなくて給料の良い方は運が良いだけです。ですからもっと努力すればもっと給料を上げることができます。

この記事を読んで現状を打破して下さい。もっと良い給料を貰い、利用者様の為、家族の為、そして自分の為に頑張って下さい。

※全ての方に当てはまる内容ではありません。ご了承下さい。介護の現場での給料の事を解説しております。ケアマネージャーや社会福祉士、介護事務などは対象となっていませんのでご了承下さい。

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資格を取る

多くの施設は資格を取ることによって資格手当が付与されます。しかし、資格を取るのには実務経験が必要な資格もあります。もちろん、勉強も頑張らなくてはいけません。

そんなこと面倒臭い、直ぐにでも給料を上げたいと思う方は、この内容はすっ飛ばして下さい。給料を上げるのにはそれなりの努力と経験は必須です。

代表的な資格に介護福祉士があります。介護のスペシャリストです。なので、そう簡単に取れる物でもありません。介護職唯一の国家資格です。資格手当もある程度優遇されるでしょう。

この資格は受験資格として福祉の学校を卒業していない方は実務経験が3年必要となっています。このことから介護福祉士としての資格手当を得るには最低でも3年は我慢しなければいけません。

直ぐに貰える資格手当もあります。それは、介護職員初任者研修です。この資格を取るのに条件は全くありません。誰でも受講できます。介護職員として働いていなくても取得は可能です。

直ぐにでも、資格手当が欲しいという方は入職前に取得しておくことをオススメいたします。資格手当の為だけでなく、介護のスキルも得る事ができますので、是非取得して下さい。

しかし介護職員初任者研修は誰でも取得でき、取得も容易なことから資格手当としては少額となっています。資格手当が無い場合もあるのでご注意下さい。少しでも給料は高い方が良いですから取得しておいて損は全くありません。

この他にも介護の現場で使える資格はありますが、給料に反映されるかは分かりませんので詳細は施設に委ねることになります。

資格手当の金額は介護施設により様々です。「お金の為に資格を取るなんて」「福祉の仕事はお金じゃないのよ」なんて声もあるかも知れませんが、介護士にも家庭があり、守らなければいけない物もあります。お金に執着している訳ではありませんが、働いている以上給料を増やしたいという気持ちは当たり前です。

しかし、給料を上げる為だけの資格ではないことは確かです。介護には技術が必要ですし知識も必要です。自分の能力を上げるためにも介護の資格は取得して下さい。資格を取得すると必然的に給料はアップします。

査定を良くする

多数の介護施設は毎年少なからず給料は上がることと思います。上がらない施設があれば、おさらばして下さい(笑)そして、給料を上げる為には査定を良くして頂けなければいけませんよね。

では、誰が査定するのでしょうか?多くの介護施設は施設長クラスの方だと思います。査定という物はとても大事で査定が良ければ給料は多く上がりますが、査定が低ければ給料は差ほど上がりません。

年齢や勤続年数と共に上がる金額はありますが、それだけでは少額しか上げることはできません。年功序列の時代は遠い過去になります。実力社会の時代です。

しかし、実力があっても給料が上がらない場合も多々あります。どういうことでしょうか?そういう方は、きっと査定をする方に良く思われていません。現場では評価されても査定をする方に良く思われなければ査定は良くなりません。

では、どうすれば良いのでしょうか?それは査定をする方にベクトルを合わせることです。その為には、その人の事を分かっていなければいけません。その人の考えや理念を把握しなければいけません。

いつも見ていれば分かるかと思います。しかし、分かっていてもその人の考えに合わせることは非常に難しい事です。何故かというと、自分と仕事に対する考えや介護に対する考え方が違うことがあるからです。

自分と違う考えの人に自分が合わせるのは苦痛でしかありません。自分の理念に反することをしなければいけませんので当然です。しかし、気に入られるにはそうするしかありません。査定をする人が柔軟な考えで、人の意見を良く聞いてくれる、素直に受け入れてくれる人なら別です。

解決策はない事もありません。取り敢えず査定をする人の言う事を聞いて下さい。自分の考えと相反しても聞くことです。そして時間は掛かりますが出世して、自分の意見が言える立場になって下さい。それから自分の思うとおりにすれば良いのです。それまでの我慢です。私は、10年以上同じ介護施設にいますが、やっと施設長に物申せるようになりました。少しずつですが良い方向に向かっていると感じています。

認められるというのはそれだけ時間が掛かります。認められれば自ずと給料アップに繋がります。根気よく給料アップを目指しましょう。

私は、色々な人と関わってきましたが人の意見に合わせる上司など殆どいません。何故なら上司は自分が上だと思っているからです。そういう人に期待しても無意味なことが多いです。そういう人に関わるとストレスが貯まります。

だから、自分とベクトルが合う施設を探すのも方法の1つです。そして、頑張って出世し給料アップを目指しましょう。

そして、資格の取得により査定が良くなる可能性があります。介護の資格を取得すれば努力や技術、知識の豊富さが認められ、資格手当以外にも査定による給料アップが見込めるでしょう。資格を取得することによりプラスアルファが見込めるわけです。

施設を選ぶ

働く施設選びは給料の善し悪しを左右します。給料の詳細は基本給や夜勤手当などは聞くと思いますが、処遇改善手当の事などは聞くことはあまりないかと思います。聞きづらいことですから当たり前です。しかし、とても給料を左右する重要な項目です。

※処遇改善は短期的な物もあります。途中で無くなったりもしますのでご注意下さい。

あまり給料の内容を聞きすぎると、面接の合否に影響するのではないかと考えてしまいます。私も考えるでしょう。給料の細かい詳細は雇う側にとっては聞いて欲しくないと思うかも知れません。

聞きづらいなら転職エージェントや職業安定所に聞いて貰いましょう。それでも教えてくれないなら、その企業に転職、就職するのは考えた方が良いでしょう。給料に対して自信が無いということも考えられます。

その他にも資格手当も施設によって違います。何千円と違う事はザラにあります。資格手当などは求人票に記載されていることもありますので、是非ともしっかりと見て下さい。

要するに、介護施設は基本給にあまり差はありませんが各種手当てに差があることが多いです。それは給料の高低に直結することなのでしっかりと調べて下さい。

夜勤の回数を聞くのも良いかもしれません。例えば、夜勤手当が7000円の施設があるとします。「夜勤は3回程度です。」と言われたら、夜勤手当は21000円ですよね。

そして夜勤手当が6000円の施設があるとします。「夜勤は5回程度です。」と言われたら、どうでしょう?夜勤手当は30000円ですよね。

両者を比べると9000円もの差がついてしまいます。何が言いたいかというと、1回の夜勤手当が多いからといって給料が高い訳ではないと言うことです。1回の夜勤手当が多くても数をこなさなければ給料は良くありません。

夜勤の回数は施設によって差があります。全部の介護施設が一緒の回数ではないので気を付けて下さい。

給料に関しては、入職してから分かっても遅いです。何も変わりません。入職する前に分かっていないと手遅れになりますのでしっかりとリサーチして下さい。

自分で給料について、あれこれ聞くことは非常に難しいです。転職エージェントに相談するのがベストだと思います。聞きにくいことは転職エージェントに聞いてもらいましょう。施設に聞けることは聞いてもらえると思います。給料だけではなく職場の雰囲気や人間関係のことも教えてくれるでしょう。

まとめ

今回は介護士の給料の上げ方について解説いたしました。

・資格を取る

・査定を良くする

・施設を選ぶ

この3項目について解説いたしました。

3つとも実現するには、かなりの労力と時間を費やします。それでも頑張れば給料は上がるでしょう。

短期的に実現する物もあれば、長期的に見て実現する物もあります。諦めないで頑張って下さい。

冒頭に介護士は給料が安いと思われていると書きましたが、自分次第で給料は上げることはできます。どの職種でも一緒です。指をくわえて、“なるようになる”という考えでは非常に勿体ないです。

自分で出来る事は精一杯行いましょう。それが給料をアップさせる最大の方法です。

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