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衣服の着脱、介護の現場における、着脱介助方法。

高齢者と介護士 介護のお仕事

衣服の着脱の際気を付ける事

利用者の負担にならない介護

何処から着脱するのか

介助の際、衣服の着脱をする場合
こういう言葉があります

脱健着患です

どういう意味かというと

例えば、右麻痺(拘縮あり)の方がいるとします

上着を着るときは・・・

脱ぐときは健側(左腕)から
着るときは患側(右腕)

という考えです

健側とは、動く方

患側とは、動かない方です

拘縮とは何らかの理由で関節が
動かなくなった状態のことです

脱健着患は介助する側も介助される側も
負担が軽くなります

患側に負担が掛かりにくくなる
と言う事です

両腕に拘縮がある場合には
衣服の選択も必要になってきます

そういう場合には
両開きになる服が良いでしょう

胸側がボタン、フャスナーなどで
全開になる服です

できるだけ伸びる服も良いかと
思います

色々な工夫が必要ですね

下半身でも同様の事が言えます

可動域を把握する

可動域とは、無理なく動く範囲や角度
のことです

先ほど拘縮の事を書きました

拘縮があれば可動域が狭くなります

これは、とても大事な事で事故に繋がります

絶対に無理に曲げないことです

骨折に繋がります

麻痺している場合は痛みを伴いません

知らず知らずに曲げすぎた場合は
骨折します

心配なら分かる方に教えてもらう
ことも必要です

骨折事故を起こさない為に
可動域はしっかり把握して下さい

着衣後

着衣後は、しっかりシワを伸ばして
下さいね

見た目も悪いし、褥瘡の原因にもなります

シワが出来たままベッドに寝ると
皮膚への負担になり褥瘡の原因になります

見た目も大事です

もしも自分の家族が入所していて
面会に行かれたとき適当に服を
着させられていたらどう思いますか?

肌着は出てるは、靴下は片方ずり下がってる

それでは嫌ですよね

まとめ

衣服の着脱について解説しました

服を着脱するだけでも
気をつける事は沢山あります

靴下を履く場合には爪の
引っかかりに気を付けるとかもあります

利用者様の無理にならないことが
一番大切です

利用者様主体の介護
心がけましょう

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