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介護士の未経験者・初心者の方向け、介護施設で働き出してから実技以外で、まず行うこと

介護士は会話が大事 介護のお仕事

介護職に就いて初期の段階で実技以外に覚えておいた方が良いことを解説いたします

未経験の方や初心者の方はオムツの交換や食事介助などの実技を徹底的に覚えると思います

それに勝るとも劣らない事ですのでこの記事を読んで役立てて下さい

利用者様を知る

まずは利用者様の事を良く知ることです

利用者様の状態を知ってそれを業務に反映させます

名前を覚える

まず名前を覚えることが先決です

名前は仕事していくと次第に覚えていくものですが出来るだけ早めに覚えることをオススメします

何故、名前を覚える必要があるかというと、介護は常に声掛けする必要があるからです

介護は、まずは声掛けです

何をするにも「〇〇さん」と名前を呼び声掛けをすることが大事です

名前を呼んだ後に要件を伝え行動に移すからです

では何故声掛けが必要なのでしょうか?

施設には多数の利用者様が暮らしています

名前を言い、声掛けしないと誰と喋っているのかが利用者様には分かりません

それと突然話しかけるとビックリします

名前を言うことで心構えができます

名前を覚えることは全ての介護に必要な事です

出来るだけ早めに覚えましょう

特徴を覚える

どういう人なのか覚えることです

身体的な特徴性格的な特徴などを覚えていきます

身体的な特徴が分かっていないと、いざ”介助します”となった時にできません

片麻痺四肢麻痺上肢麻痺下肢麻痺など高齢になると身体に障害がある方も少なくありません

麻痺と一言で言っても完全に動かない方、少ししか動かない方、半分ほどしか可動域の無い方、拘縮のある方、症状は様々です

全て覚えておく必要があります

覚えることにより骨折などの事故は減らせます

例えば、拘縮がある方を無理に動かそうとすると骨折します

拘縮とは?

様々な理由により関節が硬くなり動きが制限されること

可動域が狭くなります

知ることと知らないとでは大きな差がでてきます

介護士はただ介助するだけではありません

その人その時その状況により介護していきます

性格的な特徴を知ることも大切です

性格的な特徴を知ることで声掛けや介助の方法も変わってきます

感情的になる人や温厚な人に全く同じ事をしてもスムーズに介助を行えません

例えば、感情的な人の介助をする場合には注意が必要です

怒っている時に無理に介助しようとすると急に動き出したり大声を出したりと危険が生じます

利用者様が心の準備が必要であるように介護士も心の準備が必要です

構えていないと急なことに対処しきれません

このように利用者様によって対応を変えることはとても重要です

日頃から観察しておきましょう

会話する

時間があれば積極的に会話してみましょう

会話することにより色々な事を知ることが出来ます

性格や、好きなこと、嫌いなこと、今後の介護に役立つ情報が分かります

利用者様の精神緩和にも繋がります

興味のある話題を引き出し積極的に会話をしてみましょう

業務の流れを把握する

他職員の動きを見る

介護の仕事はチームプレイと言われています

1人でする仕事ではありません

連携がとても大切です

連携をスムーズに取る為には自分が次に何をすれば良いのか考える事が必要です

次の動きが分かる事で円滑に業務を進めることができます

ではどうすれば良いのでしょうか?

一番良いのは人の動きを良く見ることです

他の職員の流れの中での動きをよく見て下さい

介助の技術ではなく、その他の動きです

技術の習得はもちろん大事な事です

しかし円滑に業務を回すにはその他の部分での動きがとても重要になります

次に何をするのか、その次には何をするのか、先の先を見ることにより段取りよく業務に当たることができます

常に観察することを意識して下さい

記録物に目を通す

今日1日の仕事内容や、その日の利用者様の様子、今までの利用者様の経緯や病歴など記録されている物が沢山あります

例えば、排泄の記録があれば、排尿排便の間隔がある程度は分かります

失禁なく排尿ができればそれだけで時間のロスは大きく削れます

時間があれば過去の物でも目を通してみましょう

病歴や障がいは本人を見ただけでは分からない事があります

過去の情報を得る事により事故も減らせます

例えば、この利用者様は何回も左足を負傷したことがあると分かれば左足のケガに留意する事が出来ます

他者とのトラブルが多い方であれば、情報があれば見守りを重点的に行う

など、何かあれば記録してあるので時間の空いたときは見るようにしましょう

その人を知ることで業務は円滑に回っていきます

記録物は情報の宝庫です

まとめ

・利用者様を知る

・業務の流れを把握する

を解説いたしました

介護は介助技術だけでは無い事が分かっていただけたと思います

技術の習得をしながらも色々な事を学ばなくてはいけません

チームワークだからこそ覚えていかなくてはいけません

しかし、一から十まで教えてはくれないことはあります

利用者様を知ることや業務の流れ、はある程度は自分自身で学ぶ事ができます

今、施設は人材不足の所が多いです

早く仕事に慣れなければ、ついて行けません

焦りは禁物ですが出来るだけ早く独り立ちしたいところです

初めはとても疲れますが色々な所に目が届き、気づく事が出来ると仕事がはかどり疲れも軽減出来ます

排泄、入浴、食事、様々な業務が連携されて施設は動いています

連携や流れの中で仕事をする術をいち早く習得しましょう

介護は介助技術だけではない事を分かって頂ければ幸いです

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