介護施設において優秀な人材を確保しておく事は難しい。退職していかない対策を解説。

あくまでも、介護施設での優秀な人を指しています

優秀な人材といっても、ただの独りよがりの可能性も否めません

他の人からみれば優秀ではないかもしれません

誰もが認める優秀な人材であるということを前提として記事を書きました

私の体感では優秀な人材ほど辞めて行く人が多いと感じます

辞めるのには理由があり、それに耐えられなくなり辞めてしまいます

中には半分病気になったように辞めていく人もいます

そもそもそんな会社にいる価値は無いようにも思えます

しかし、そんな会社を変えていくのには優秀な人材が不可欠です

いわば会社の宝です

会社の宝が辞めていくのはとても辛いです

どうにかして会社に止めておくことは出来ないのでしょうか？

優秀な人材とは

優秀な介護士とはどういう人材なのでしょうか

本質を見抜ける人

物ごとの一歩先二歩先を見ることが出来る人です

目先の物ごとに囚われない考えが出来る人です

何か問題が起きたときには本質を見抜けないと解決には繋がりません

一時は解決したように見えますが、又同じ事を繰り返します

例えば、普段から転倒を繰り返している利用者様が、障害物につまずき転倒したとします

何故、転倒したのかを考える必要があります

結果、「見守りを強化いたしましょう」という解決案がでます

何故転倒したのかを考えていませんね

では本質が見える人はどうでしょうか？

仮に障害物があり転倒したとすると、障害物を置かない、排除するといった解決策がでてきます

しかし、もっと深掘りしていくと何故そこに障害物があったのか、本来そこにあるべきではない物がそこにあるのかが問題であると考えます

普段から転倒しているのは分かっているはずなのに障害物を放置していたのは何故かを考えるべきだと思います

この例でいう本質とは「危機管理の低さ」なのではないでしょうか

そして、こういう考えの出来る人が優秀な人材だと感じます

人を育てる人

人材育成が出来る人は優秀だと思います

部下を指導できるのはもちろんのこと、自分の後継者を育てて行くことが出来る人はとても優秀だと感じます

自分のステップアップの為に後継者を早い内から育てていきます

そういう面では向上心もあり会社に取っては貴重な存在ではないでしょうか

注意だけ行い、改善策を見出せない上司も多々います

自分が良ければ良いと自分のことばかりを考えてしまう方は優秀とは言えません

人を育てる事が出来る人は会社に取っても利益になりますし、他の職員に取っても相談しやすく頼りになる人ではないでしょうか

人の痛みを知っている人

人の痛みも知らず、人の心の中にズカズカと土足で入ってくる人がいます

人の痛みが分からない人は、言葉遣いも分からず、自分が気付かないうちに信頼を失います

信頼を失うと言うことは誰も付いていかないということです

何気ない一言でも相手を傷つけている事が多々あります

それを自覚していなければ一生、誰からの信頼を得る事はできないでしょう

言葉のチョイス１つ１つでも留意しなければなりません

言葉は人を傷つけます。人を不快にさせます

それが分かっている、備わっている人は人望も厚く優秀な人材です

何故、優秀な人材は離れていくのか

どういう理由で優秀な人材が会社を辞めていくのでしょうか

上司に刃向かえない

自分の力を発揮できずに、やる気を失い辞めていく人がいます

自分の考えを主張しても、はねのけられ上司の意見に従わざるをえなくなります

自分の考えが業務に反映できない不甲斐なさが自分を攻めることもあります

そうしている内に疑心暗鬼になり、考え込んでしまい自分の居場所さえ分からなくなり、退職してしまいます

時に人は優秀な人を嫌います。嫉妬なのでしょうか、出る杭は打たれるのでしょうか

部下が、その人をとても優秀だと思っていても、上司が優秀だと思っていなければ身動きが取れません

それどころか目の上の瘤と思う人もいるかもしれません

自分の存在意義が分からなくなり会社から足が遠ざかるでしょう

孤立してしまう

先程も書きましたが優秀な人を嫌う人もいます

そういう嫌う人が多いと孤立してしまいます

そして上司からの理不尽な命令と部下からの不満により優秀な人が潰れてしまう事もあります

こうなると、にっちもさっちもいきません

誰も、協力してくれる人や苦労を分かち合う人もいなくなり居場所がなくなってしまいます

どうすれば辞めていかないのか

優秀な人材は会社の宝です

なんとしても引き留めなければいけません

では、どうすれば辞めていくのを阻止できるのでしょうか

辞めていかない組織にできるのでしょうか

実力に見合った給料を出す

介護職は給料が少ないと言われています

上に行けば行くほど責任ばかりを課せられます

私たちは施設職員といっても普通の会社員です

介護が好きと言うだけでは働くモチベーションには繋がらない事もあります

仕事に見合った給料を貰わなければ働くモチベーションが上がりません

優秀な人材ほど良く働きます

しかし、現状では出世したところで大して給料もアップいたしません

もちろん施設によっては評価を適正にしてくれ、それに見合った給料を支給している所も多々あります

そういう施設は給料というよりも評価をキチンとしてくれているので辞める人も少ないかと思います

しかし、この問題は一個人がどうかできる問題ではないように感じます

評価されていれば給料の値上げ交渉が出来ますが、そうでなければかなり難しい問題となるでしょう

手助けをする

私たちが出来るのは、ここだと思います

優秀な人材に協力することが優秀な人材が辞めていかない最良の方法だと考えます

それには認める事が必要不可欠です

認めると優秀な人に協力したくなります

協力された人は自信が付き、困難を乗り越えられます

みんなのために動いてくれます

きっと “WINWIN” の関係が築けるでしょう

そうなれば辞めようとは思わなくなるのではないでしょうか

まとめ

３つのテーマで記事を書きました

優秀な人材には辞めて欲しくないものですね

自分の助けになってくれます

会社の助けになります

そういう人材を潰してはいけないと感じます

人には、恨み、妬み、嫉妬、多くの感情があります

そういう感情が沸いてくることは自分では止めることはなかなか出来ません

しかし、人を傷つけ、苦しめているということは理解して欲しいと思います

優秀な人材を確保しておくというのは難しいことですが、可能な事です

それには周りの協力がとても大切なのではないでしょうか

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