盲目の利用者様の介助方法
気を付けることを解説
声掛けは必須です!!
盲目とは
簡単に言うと
目が見えないことです
恋は盲目なんて言葉がありますが
そういう意味ではありません
特別養護老人ホームや
障害者支援施設などでは
すくなからず盲目の
利用者様がいます
その中にも様々なタイプの
方がいらっしゃいます
自分で歩行し職員の介助
なしに動ける人
壁を伝っていったり、いつも
動いている行動範囲なら
誰の手も借りずに動ける人
歩行が出来るが職員が付き添わ
なければ行動出来ない人
車椅子を利用している人
車椅子を移用している利用者様は
おそらく職員の介助が必要だと
思います
以上のように様々な方が
いらっしゃいます
ではどういう風に介助すれば
いいのでしょうか?
部屋での移動
歩ける人であれば個室での
部屋の中はおおよその配置は
理解できていると思われます
ベッドの位置、タンスの位置
洗面台の位置、テレビの位置
様々な物が部屋にはあります
住み慣れた部屋なら配置は
理解できているものと
思われます
気をつけて欲しいものは配線です
テレビの配線、電動ひげそりの
配線、電動のベッドであれば
ベッドの配線があると思います
配線類には留意しなければ
なりません
転倒の原因になります
転倒した先には何があるか
分かりません
ベッドやタンスに激突します
転倒した先まで予測できない
ので受け身も取れないでしょう
職員はそういう意図としない
ことが起こる事を想定しないと
いけません
配線はなるべく歩く位置には
置かない、タンスやベッド柵
先の尖った物、角がある物
堅い物はなるべくケガを
しないように保護しましょう
車椅子利用の方は部屋の中
を自力で移動するのは
困難かと思います
私の想像だけかもしれません・・
職員が介助しましょう
食事介助
自力で食事をされる方は
配膳の際メニューと配置を
伝えましょう
メニューが分かっているのと
分かっていないのとでは
大違いです
利用者様にとってはとても
大切な事です
何を食べているかによって
食べ方も変わってきます
食べるものが分かっていないと
食べ物を喉に詰める原因に
なります
もちろん見守りは必要です
自分で食べているからといって
安心してはいけません
一度に多く口の中に入れて
いることがあります
こちらも詰める原因です
見守りは必ず行って下さい
自力で食べることのできない
方の介助ですが、一番大切
なのは声掛けです
食べる物を伝えながら
食していただきましょう
伝えればそれだけで身構えます
これはとても大事な事です
身構えるというのは
準備をするということです
利用者様自身が食べる準備
をします
いきなり食べ物を口の中に
入れられると誤嚥の原因に
なります
食べる準備が出来ていない
からです
必ず食べるものを伝えましょう
特に気をつけたいものは水分です
お茶や味噌汁、スープなどです
こちらも必ず声掛けをする
必要があります
誤嚥性肺炎の原因になります
高齢になるといきなり水分や
食べ物が喉に入ると
咳などをして対処することが
難しくなります
十分に留意して下さい
まとめ
今回は部屋でのこと
食事のことの2パターンの
解説をしました
一番大切な事は声掛けです
声掛けが全てと言っても
過言ではありません
介助するのであれば
必ず声掛けをして下さい
いきなり手を引っ張ったり
いきなり食べ物を口に
入れたりしないで下さい
事故の原因になります
利用者様も驚きます
何でもできるからといって
何もしてあげないのは
間違いです
過剰な介助は逆効果ですが
危ないと思うのであれば
見守りは怠らないで下さい
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