介護施設から介護施設へ転職された際に行ってはいけないこと

転職した介護士 介護施設の就職・転職・面接対策

例えば、「特別養護老人ホームから他の特別養護老人ホーム」への転職

「特別養護老人ホームから障がい者支援施設」への転職などです

その際に、行ってはいけないことを解説しています

同時に、どういう風に行えば良いのか新しい職場でも上手くいくコツも解説しています

以前の経験や手法は持ち込まない

介護施設から介護施設への転職ですから基本的な仕事内容は一緒です

しかし、細かいことは違う事が多々あります

オムツの使用法、尿取りパッドの使用法、移乗介助の方法など技術面においても違う事があります

それを、以前の職場での方法で行うのは止めた方が良いでしょう

その方法が正解であっても、すぐには行ってはいけません

あくまでも「すぐには」ということです

何故行ってはいけないのか?

・利用者様のことを理解していない

・自分勝手と思われる

2つの理由が考えられます

利用者様のことを理解していない

どの介護施設にも全く同じ身体状態の利用者様は、いないのではないかと思います

身体状態だけではなく、精神的な心理状態も違います

昼間の状況、夜間の状況、就寝時間の状況、あらゆる面での状況の理解が必要です

それは、見た目だけでは判断できません

利用者様と接していく内に分かってくるものです

前の施設の方法を持ってくると大きな間違えになってしまうことがあります

ですので、自己判断での介助は緊急ではない限りは止めた方がよいでしょう

他の職員をよく観察していれば自分とは違う方法で介助していることは容易にわかるでしょう

疑問に思えば聞くことは必要です

納得がいかなければ質問しましょう

自分勝手と思われる

新しく働く施設の介助方法が必ずあります

介護歴が10年、20年と何年あっても、新しく働く施設に入職すると初めは必ず先輩方の指導があります

それを従事していくことが必要です

長く働こうと思うのであれば尚更です

少しでも前の施設での方法を持ち込もうものなら反感を買いかねません

そして、絶対に言ってはいけない言葉があります

「前の施設では」という言葉です

例えば「前の施設では、こういう方法で介助していました」「前の施設では、それはしていませんでした」という風な言い方は止めましょう

今の施設は間違っていると思われたり、技術をひけらかしていると思われ、誤解を招く恐れがあります

この言葉は、ついつい言ってしまいがちです。決して悪気があるわけではありません

それでも確実に周りを不快にさせます

たとえ、その方法が利用者様にとって、より良いものであっても「すぐには」持ち込まない・言わない・ようにしましょう

自分勝手と思われます。自分勝手とは思われないにしても良くは思われません

他の職員にとっては前の職場がどうであろうが、どうでも良いことなのです

まずは初心に帰り、今ある仕事に集中しましょう

どうすれば良いのか?

・時期を見極める

・伝えたい職員を見極める

・理にかなった説明をする

時期を見極める

何度も「すぐには」というワードを書いています

前の職場で学んだことは財産です

それが良い事なら今から働く施設にも伝え、実践してもらうべきかと思います

しかし入職したてで「すぐに」前の施設での方法を伝え、実践してしまうと反感を買いかねません

ですので、言っても反感を買わない時期を見極める必要があります

ある程度仕事に慣れて職員のみなさんとも仲が良く、なんでも話せるようになってから発言しましょう

しかし、ここでも前の施設ではという言葉は口に出さない方が良いでしょう

言う必要もありません

自分が感じたことや行った方が良いことを伝えれば何の問題もありません

職員を見極める

前の施設の方法や行っていたことを伝えたいのであれば、人選をいたしましょう

利用者様を観察すると同時に他の職員も観察するように意識して見て下さい

そして柔軟な考えができる人に伝えるようにします

柔軟に受け入れる人は聞く準備ができていますし、聞いたことを結果は別として否定せずに考えてくれます

頭が固く、自分のやり方が全てだと思っている人は話になりません

頭ごなしに否定してきます

たとえそれが利用者様にとって良いことでもです

人選はとても重要な事です。間違えると今後に響いてきます

理にかなった説明をする

しっかりと理にかなった説明をいたしましょう

何故そうするのか・そうするとどうなるのか・メリット、デメリットをしっかりと伝えます

より詳しく説明することは説得力になります

ポイントは少しでもデメリットがあればしっかりと伝えることです

デメリットを理解してもらわないと後々大変な事になりかねません

自分を守る為にもしっかりとデメリットは伝えましょう

それで納得していただければそれが最良だと思います

まとめ

・以前の経験や手法を持ち込まない

・どうすれば良いのか?

を解説いたしました

重要な事は、入職して「すぐには」前の施設のことは持ち込まないこと、「前の施設では」という言葉を使わないことです

より良い方法であれば、実践するべきと考えます

実践してもらうには、それなりにすべきことをしなければなりません

・利用者様のことをよく理解する

・職員のことをよく観察する

・一人前になる

最低でもこれぐらいはできるようになりましょう

私は仕事は効率だと思います

しかし介護の仕事は効率だけではいけません

利用者様のことも考えなければいけません

より効率良く、より利用者様の満足度が高ければ、それが一番良いでしょう

いつも思考を働かせ良いアイデアがあれば発言し実践に移せるように頑張りましょう

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